メールマガジン2015年 5月号

記事更新日:2015-05-07

5月に入ってぽかぽか陽気の日が増えてきましたね!
新緑も美しく、公園などをお散歩するのも気持ち良いですね♪
朝夕は冷える時もありますので、お出かけの際には軽い上着をお忘れなく!

Contents

1.花粉症などのアレルギーについて(後編)
2.食中毒を避けるお弁当作り
3.日焼け対策
4.馬先生の診察日に今月は変更があります

1. 花粉症などのアレルギーについて(後編)

さて前回から引き続き、アレルギーによく効く漢方薬についてご紹介させていただきます!

○中医による治療の症例

アレルギーにより鼻水が多く目が充血。くしゃみも多く仕事中に恥ずかしいため薬をいつも手放せない。しかし薬によって胃が痛くなり出し、体が重くだるい日々が続く。漢方に興味を持ち、一か月漢方薬と鍼灸による治療を行ったところ全快に至りました。

○利用した漢方薬

基本的に小青龍湯の処方箋に辛夷(しんい:コブシの蕾)を加えました。この辛夷が素晴らしい効果をあげたと考えられます。

○辛夷とは・・・

夷(シンイ)は、モクレン科コブシまたは同属植物の蕾(つぼみ)を乾燥したもの。成分には、精油、マグノサリン(ネオリグナン)、コクラウリン・レクチリン・ユジリン(アルカロイド)などが含まれます。九州、本州、北海道および済州島に分布し、早春に他の木々に先駆けて白い花をいっぱいに咲かせます。別名「田打ち桜」。

適応:頭痛、鼻閉
薬理作用:筋弛緩, 抗アレルギー, 抗炎症, 抗酸化, 抗腫瘍, 育毛
効能・用途:発散作用、排膿作用、筋弛緩作用、抗アレルギー作用があり、鎮静、鎮痛薬として、頭痛、頭重感特に鼻炎、蓄膿症などに良いとされます。

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○小青龍湯の処方箋

半夏(はんげ)、乾姜(かんきょう)、甘草(かんぞう)、桂皮(けいひ)、五味子(ごみし)、細辛(さいしん)、芍薬(しゃくやく)、麻黄(まおう)

*張田先生はこれに百花蛇舌草(びゃっかじゃぜつそう)を加えます。

 

2. 食中毒を避けるお弁当作り

細菌の多くは湿気を好むため、湿度と温度が高くなる5月から9月にかけて食中毒が起こりやすくなります。細菌の代表的なものは腸管出血性大腸菌(O157,O111など)やカンピロバクター、サルモネラ菌などです。食中毒対策は温度と水分がポイントです。少し気を付けるだけで安全なお弁当を作れますよ。

※ポイント↓↓

・手をよく洗う、調理器具やお弁当箱も奇麗に洗う。フタのパッキンは汚れが残りやすいので分解してしっかり洗いましょう。詰める前にお酢でお弁当箱を拭くのも効果的です。

・必ず中まで火を通しましょう。電子レンジを使う時は途中で混ぜて加熱ムラを防ぎましょう。

・水分の少ないおかずを入れましょう。

・おかずは作り置きを控えましょう。前夜作ったおかずはもう一度火を通しましょう。

・冷めてからフタをしましょう。

 

3. 日焼け対策

4月、5月は1年の中で一番紫外線が多い季節です!!「日焼け止めで紫外線をブロック」+「日焼け防止に効果的な食べ物を食べる」ことで内側外側から日焼けを防ぎましょう。

・ビタミンC:メラニンを作らせないのでシミの予防になります。また出来てしまったシミも薄くなる効果があります→赤ピーマン、黄ピーマン、パセリなど

・ビタミンE:血行を良くして肌の新陳代謝を促します。抗酸化力も強いので生活習慣病の予防が期待できます。ビタミンCと一緒に摂ると相乗効果があります→魚卵や油、ナッツ類など

・ビタミンA:皮膚の他に目や粘膜、髪にも良い栄養素です→レバー、ニンジン、春菊など

・リコピン:メラニンを抑え、メラニンを作る酵素「シロチナーゼ」の働きを抑えます。より効果的に吸収するには熱を加えて油と一緒に摂ることです→トマト、スイカなど

 

4. 馬先生の診察日に今月は変更があります

5月15日(金)、16日(土)、18日(月)が休診日となります。
5月12日(火)が出勤になります。

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